熱戦を制したのは「岩倉北野球スポーツ少年団」
～管清工業 第20回 中日スポーツ旗争奪 学童軟式野球大会～
 
2025年12月14日（日）、愛知県小牧市において「管清工業 第20回 中日スポーツ旗争奪 学童軟式野球大会」決勝戦が開催されました。
朝方までの雨の影響で一時は延期も検討されましたが、小牧市軟式野球連盟の皆様のご尽力により迅速なグラウンド整備が施され、曇天の寒空の下、13時30分より試合開始。
円陣を組む両軍と応援席のボルテージが高まる中、雲間から差し込む日差しが子どもたちの背中を押しました。



本大会は9月21日に尾張地域から23チームの参加を得て開幕。
激戦のトーナメントを勝ち抜き、決勝に駒を進めたのは、上条スポーツ少年団（春日井市、以下、上条）と岩倉北野球スポーツ少年団（岩倉市、以下、岩倉北）の両雄です。
堅守と機動力を持ち味とする2チームの対戦は、序盤から緊張感に満ちた展開となりました。
 
先攻の上条が初回に先制。
落ち着いたバッテリーと内野陣の確かな守備で主導権を握ります。
対する岩倉北も要所でコーナーを突く投球と、内野手の巧みなベースカバーで凌ぎ、均衡を保つ中、4回裏に岩倉北が小技を絡めて同点に。
勝ち越しはならなかったものの、集中力を切らさずに流れを引き寄せます。
 
試合が動いたのは5回裏。
満塁の好機で左中間へ鋭い当たりが飛び、走者二人が生還して岩倉北が逆転。
上条も6回表に粘りを見せ、二死からのヒットで1点差に迫る意地も示しましたが、最後は岩倉北の堅守が勝利を呼び込み、最終スコア：岩倉北 3－2 上条。
白熱の接戦を制して、岩倉北野球スポーツ少年団が優勝を飾りました。


随所に光る好守や、捕手の冷静な送球判断、右中間への打球をライトゴロに仕留めた見事なプレーなど、子どもたちの成長とチームワークが胸を打つ名勝負。
スタンドから送られる温かい声援に応えるかのように、笑顔と悔し涙が交錯する感動の時間となりました。
 
閉会式では優勝旗・盾・メダルの授与を行いました。
選手・指導者・保護者の皆様、そして早朝からグラウンド整備に尽力くださった小牧市軟式野球連盟関係者の皆様に心より御礼を申し上げます。
子どもたちがこの経験を糧に、未来へと大きく羽ばたくことを願いながら、本大会は閉幕いたしました。