管清工業株式会社

排水管トラブル 24時間受付

BUSINESS
事業案内

ストックマネジメント計画

下水道管路も人と同じく、年を重ねると劣化が進み、最悪の場合壊れてしまい、道路が陥没したり、水が流せなくなったりする可能性があります。下水道ストックマネジメント計画(維持管理計画)は、リスク(故の確率など)に応じて管理する施設の優先順位を決め、調査や補修などの維持管理時期などを定める計画です。

ストックマネジメントの実施フロー

「下水道事業のストックマネジメント実施に関するガイドライン-2015年版-平成27年11月(令和4年3月改定)」 (国土交通省水管理・国土保全局下水道部国土交通省国土技術政策総合研究所下水道研究部)
https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/content/001475459.pdf)P17の図を加工して作成

ストックマネジメントの実施項目の概要

実施項目 内容
①施設情報の収集整理 必要情報の整理と課題の抽出
②リスク評価 「施設の重要性」と「故障・事故の起こりやすさ」を考慮してリスク(危険度)を決定
③施設管理の目標設定 施設を適正に管理するための目標(アウトカム)とアウトカム達成のために実施する事業の目標(アウトプット)を設定
④長期的な改築事業のシナリオ設定 50年先までの「リスク(劣化の危険性)」と「コスト(予算)」の最適バランスを探るシミュレーション
⑤点検・調査計画の策定
➆修繕・改築計画の策定
下水道施設の管理について「どの施設を」「いつ」「どこから」「どうやって」管理するかを示した計画

特徴

様々な調査により施設の傾向を把握することで、実態に即した計画の策定が可能となります。

総合地震対策計画

大規模な地震により下水道が損傷すれば、汚水の流出やトイレの使用制限、マンホールの浮き上がりによる交通阻害などが発生する可能性があります。総合地震対策計画は、重要な下水道施設を耐震構造に改良する「耐震化」と、被害を想定して被害の最小化を図る「減災」を組み合わせた市民の暮らしを守る計画です。管清工業では「耐震化」の計画策定のほか、「減災」のための下水道BCP(災害時の対応計画)策定の実績があります。

耐震継ぎ手

下水道総合地震対策イメージ
出典:「総合的な対策の推進」(国土交通省)

特徴

地震対策工事で培った現場目線のノウハウを生かし、効果的な対策計画を策定します。

雨水管理関連計画

近年、局地的集中豪雨時に河川の氾濫による浸水被害のほか、下水道の内水氾濫※1による浸水被害が多く発生しています。雨水管理関連計画では、内水氾濫シミュレーションなどを行って浸水リスク※2を評価し、浸水ハザードマップの作成や雨水施設の整備計画の策定を行います。

※1 内水氾濫:排水が追い付かず市街地が水に浸かること

※2 浸水リスク: 豪雨時の排水管の溢れやすさなど

内水氾濫イメージ

内水氾濫シミュレーション例

特徴

内水氾濫シミュレーション時には、過去の浸水履歴や、機器を用いた現地の水位調査によるキャリブレーション(校正)を行うことで、精度を向上させます。