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2022年01月19日|お知らせ
管清工業株式会社では、この度簡易直視型自走式カメラシステム「KPRO(ケープロ)※」の累計調査延長が2,000kmを2021年11月末に突破しました。採用は全国92都市と数多くの実績があります。
2019年10月末に累計調査延長1,000kmを7年間で達成しましたが、続く1,000kmは僅か2年間で達成しました。
全国に埋設される48万kmにのぼる膨大な管路ストックの老朽化が進行しています。このため、2014年度に公表されたB-DASHプロジェクトによる「スクリーニング調査を核とした管渠マネジメントシステム技術導入ガイドライン(案)」下水道法改正による管路施設の点検が義務化を契機に、管路スクリーニング(異常のある管路の絞り込み)の導入が全国的に急速に進んでいます。
2018年度のB-DASHにおいて「ICTを活用した総合的な段階型管路診断システムの確立にかかる実証研究」が採択され、2021年度には、技術導入ガイドラインが国より発刊されました。本ガイドラインの中「現地スクリーニング(管渠調査)」で、簡易的な点検直視型カメラをスクリーニングカメラとして活用することで、詳細調査箇所の優先度を判定し、調査の効率化を図ることが提案され、実証研究の中でKPROが使用されており、その有効性が検証、評価されています。
管清工業では、限られた予算で、全管路のおおよその健全状態を迅速に把握できるKPROを最大限活用し、引き続き、管路スクリーニングを推進し、市民の皆様に下水道管路施設の安全と安心をお届けします。
※KPRO(ケープロ)とは
KPROは、管清工業が2013年に管路スクリーニング専用機として開発した管内調査用の自走式テレビカメラです。上下流のマンホール間を一旦停止することなくスピーディーに走行し、致命傷となる大きな異常をハイビジョン画像で撮影し発見します。日進量は、従来の自走式テレビカメラの倍以上となる標準800m/日であり、現地の状況次第では、1,500~1,800m/日(実績値)も可能です。2018年度には国土交通大臣賞「循環のみち下水道賞」(アセットマネジメント部門)を受賞しました。